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mixiの、クリエイターやデザイナー向けのコミュニティで、Webデザイナーを始めて1年という学生さんが、デザインの上達方法を訊ねていました。
そのトピックのレスポンスの最初の3つが、情報設計の大事さを説いていることに、ちょっと驚きました。
mixiの日記なり、コミュニティのトピックを使った事のある人は体感されていると思いますが、生まれたてのトピックの初期のレスポンスは、「はいっ!」と立ちながら挙手!というような、伝えたい衝動がすごく込められているものです。
そういう初期衝動の、エネルギーの濃い段階に、制作レイヤー(デザイナーやアートディレクター)であろう回答者が情報設計を訴えるというのは、IA(情報設計・インフォメーション・アーキテクチャー)の認知度やニーズもあがってきたんだなぁと実感しました。
情報設計というのは一言でいうと、「サイトのユーザーが、つまずくことなく欲しい情報をゲットする、仕組みづくり」です。
たとえば、B公園があって、そこの最寄り駅に A駅がある。情報設計とは、A駅からBという公園までの道路を舗装したり、正確でキレイな看板を設置したり、土地勘のある人の良さそうなおばさんがいたり、ということを考えたり手配することです。
業界においてWebの情報設計は、(プロジェクト全体の)ディレクターの仕事というイメージが強いし、実践もそうだったりします。
「インフォメーション・アーキテクト」という専任の職種もあらわれ始めましたが、現状ではその人の会社での所属はディレクター部門だったり、名刺の同じ行(つまり肩書き欄)にディレクターと併記されていたりしています。
人員やコストの都合上、デザイナーがそれをやるとしたら、「ディレクター寄りのデザイナー」として位置づけられたりもします。
情報設計だけの専門の人つけてよー。と叫びたくなるくらい、知識も素養もたくさん求められるのですが、デザイナーにも基礎的な能力は求められているようです。
正しくは、もともと制作チームの中で無意識に潜在的に求められてきたことが、きちんと言葉として、必須スキルとして明言されてきたと言えます。
それはいいことだと思うし、でもますますハードルが高くなってきたなあとも思います。
さて、話を戻しますと、私ならなんと答えるか。
まず、仕事に煮詰まった場合も、極力常識人・一般人であってくれ、と言うと思います。
それは営業やディレクターやクライアントと協力しあって仕事をするためでもあるし(笑)、デザインとは人間の常識にのっとった情報の誘導・案内でもあるからです。
あとは、自分を負のスパイラルに落とす、肌に合わない精神論や自分を責める気持ちを排除すること、それが可能な環境をつくること。
Webに直結しなくても、「いいもの」「きれいだと思うもの」をよく観察こと。
好みの女の子や男の子に見とれるという意味ではなく(笑)。
そして大事なのは、同時に、いいものだけを見ようとしないこと。
きれいでわかりやすい資料・本に触れる。それらを教えてくれる、「リアル(SNSやブログ上だけの付き合いでなく、直接会って話し合いができる)」の友だちを持つ。
また、Webに限らず、クリエイターの方達がよく実践するのは、模倣です。
手書きで、良いと言われている・良いと思うサイトのレイアウトを紙に書き出してみると、体得できると思います。
最後に、「情報設計」や「情報の分類」というのは、自分の中の概念や哲学の成熟度と、常識の実践度とがいいバランスをとれるようになってからのほうが、うまくできるものだと考えています。
しかし、つまずいている新米のデザイナーさんに20代後半くらいになるまで待て、ですとか、怒られたからといって早々に「オレはセンスが無いんだ」と決めつけてしまわれるのは、残念だし妥当ではないと思います。
結論としては、タフで健全なマインドを持つこと、ある一定の期間突き詰めて作業をし続けること、よい教え手やメンターに出会ったり、求めることでしょうか。